2017年11月07日
住宅省エネルギー施工技術者講習会
毎年、表題の省エネの講習会の講師をさせて頂いています。
させて頂いていると言っても、きちんと報酬も頂いています。
講習会に参加されるのは主に現場の方なので、
具体的に断熱材の正しい施工方法などを、テキストを使って説明をします。
現場は生ものなのでなかなか教科書通りにはいきませんが、
今でも時々、根本的に間違った施工を見ることがあります。
SNSに建築中の現場の写真があげられていて、
そこに写る断熱材が間違えて施工されているのも何度か見たことがあります。
弁護士さんに頼まれて調査に行くいわゆる欠陥住宅もほとんどの場合において断熱材はきちんと施工されていません。
温暖な和歌山の地域がらということもあるかもしれませんが。
自分の現場でも間違えられて、是正することがありますが、
よく間違えられる部分についてはやはり棒読みではなく熱がこもるのが自分でも分かります。
そして、そんなときは、受講されている方も耳を傾けてくれているのが分かります。
ああ、これが良い講義というものなんだな、と思いながらも、
このテンションで90分を1日に数コマ受け持つプロの予備校講師はすごいし、
舞台の上で話をして人を惹きつける芸能人は本当にすごいなと毎年感心します。
みなさん、住宅を建築するとき、断熱材は必ず施工するのです。
どうせするのなら正しい方法で施工しましょう。
少しの配慮で建物内の温熱環境は随分良くなります。
Posted by 田渕設計 at 17:38│Comments(0)
│キダ