2012年05月21日
姫路城
おはようございます!
先日ちょこっとお話した、姫路城のお話をしたいと思います。
この間のGWにカメラ部で行って来ました☆
姫路城は昭和26年に国宝に指定され、平成5年には世界遺産に登録された世界の宝。
国宝姫路城は平成5年の12月に、奈良の法隆寺とともに日本で初めて世界文化遺産となっています。
世界文化遺産とは、文化庁が国宝や重要文化財等に指定している世界的、普遍的価値のある者から推薦され、イコモスと呼ばれる国際記念物遺産会議の審査を経て、ユネスコの世界遺産委員会で正式に指定されたもののことをいいます。
現在指定されている世界遺産は、みなさんご存知のエジプトのピラミッド、フランスのベルサイユ宮殿、中国の万里の長城などがありますが、いずれも芸術的な価値のあるものや、時代を象徴するものばかりです。
その中に今回行ってきた「姫路城」が入っています。
姫路城がこの世界遺産として評価された理由としては、
・その美的完成度が日本の木造建築の最高の位置にあり、世界的にも他に類のない優れたものであるという点
・17世紀初頭の城郭建築の最盛期に、天守群を中心に、櫓(やぐら)、門等の構造物や石垣・塀などの土木建築物が良好に保存され、防御に工夫した日本独自の城郭の構造をもっともよく示した城であるという点
などが大きく評価されて、登録に至ったようです。
世界遺産登録内容
登録物件 姫路城
所在地 兵庫県姫路市
記載年月日 平成5年(1993)12月11日
区分 文化(建造物群)
遺産区域 構成資産 107ヘクタール(コアゾーン)
緩衝地帯 143ヘクタール(バッファゾーン)
価値の評価基準 人間の創造的才能を示す傑作であること
歴史上の重要な段階を語る建築物、その集合体、
化学物質の集合体あるいは景観を代表する顕著な
見本である事
といった内容で世界遺産として登録されています
壁面の塗替えが終わっているところは、真っ白で本当にきれいです。
人の大きさを見ていただいたら分かりやすいですが、石垣がかなり高いです。
●渡櫓の展示
鯱は後で写真を載せますが2m近くあり大きいです。左から江戸・明治・昭和時代に大天守の大棟の両端に付けられていたものが、保存されています。
甲冑は、見ての通り迫力のある展示でした(夜見たら怖そうですよね)
●姫路城の特徴
<巧妙な螺旋式の縄張り>
お城の要塞としての機能は縄張り、つまり(設計/構成/仕組み)のよしあしで決まるそうです。
この姫路城の縄張りは防御線が3重の螺旋型になった複雑巧妙なもので、これは江戸城と姫路城でしか類例のない形式なんだそうです。
<美しい連立式天守閣>
5重6階の大天守と3つの小天守が渡櫓でつながって、幾重にも重なる屋根、千鳥破風や唐破風が白漆喰総塗龍造(シロシックイソウヌリゴメツクリ)の外装と相まって、華やかな構成美を作っています。
<不戦不焼の城>
文字通り400年の歴史の中で、戦にあわず、戦火に奇跡的に巻き込まれなかった、非常にまれな城です。
そのため保存状態のよい貴重な遺産となっているのです。
●見学風景
8階:屋根部の修理状況
7階:壁面修理状況
漆喰壁の工程の再現がありました!7回もの工程を経て、あの真っ白な仕上がりになるのですね)
1階:模型展示
作業している人がいるので、ボリュームが分かりやすいですね♪本っ当に細かく作られていました
外に出てからのもまだまだ見てまわったのでお見せしたいのですが、かなり長くなるのでまた次回に
姫路城ほんとうに広いです。天守閣までにもかなり歩きました
小雨の中でしたが、GWということもあり、たくさんの方が来られていました。
この改修は2014年の春頃まで公開しているそうです。
世界遺産の改修状況を見られることも中々ないと思うので、機会があれば一度足を運んでみてください
先日ちょこっとお話した、姫路城のお話をしたいと思います。
この間のGWにカメラ部で行って来ました☆
姫路城は昭和26年に国宝に指定され、平成5年には世界遺産に登録された世界の宝。
国宝姫路城は平成5年の12月に、奈良の法隆寺とともに日本で初めて世界文化遺産となっています。
世界文化遺産とは、文化庁が国宝や重要文化財等に指定している世界的、普遍的価値のある者から推薦され、イコモスと呼ばれる国際記念物遺産会議の審査を経て、ユネスコの世界遺産委員会で正式に指定されたもののことをいいます。
現在指定されている世界遺産は、みなさんご存知のエジプトのピラミッド、フランスのベルサイユ宮殿、中国の万里の長城などがありますが、いずれも芸術的な価値のあるものや、時代を象徴するものばかりです。
その中に今回行ってきた「姫路城」が入っています。
姫路城がこの世界遺産として評価された理由としては、
・その美的完成度が日本の木造建築の最高の位置にあり、世界的にも他に類のない優れたものであるという点
・17世紀初頭の城郭建築の最盛期に、天守群を中心に、櫓(やぐら)、門等の構造物や石垣・塀などの土木建築物が良好に保存され、防御に工夫した日本独自の城郭の構造をもっともよく示した城であるという点
などが大きく評価されて、登録に至ったようです。
世界遺産登録内容
登録物件 姫路城
所在地 兵庫県姫路市
記載年月日 平成5年(1993)12月11日
区分 文化(建造物群)
遺産区域 構成資産 107ヘクタール(コアゾーン)
緩衝地帯 143ヘクタール(バッファゾーン)
価値の評価基準 人間の創造的才能を示す傑作であること
歴史上の重要な段階を語る建築物、その集合体、
化学物質の集合体あるいは景観を代表する顕著な
見本である事
といった内容で世界遺産として登録されています
壁面の塗替えが終わっているところは、真っ白で本当にきれいです。
人の大きさを見ていただいたら分かりやすいですが、石垣がかなり高いです。
●渡櫓の展示
鯱は後で写真を載せますが2m近くあり大きいです。左から江戸・明治・昭和時代に大天守の大棟の両端に付けられていたものが、保存されています。
甲冑は、見ての通り迫力のある展示でした(夜見たら怖そうですよね)
●姫路城の特徴
<巧妙な螺旋式の縄張り>
お城の要塞としての機能は縄張り、つまり(設計/構成/仕組み)のよしあしで決まるそうです。
この姫路城の縄張りは防御線が3重の螺旋型になった複雑巧妙なもので、これは江戸城と姫路城でしか類例のない形式なんだそうです。
<美しい連立式天守閣>
5重6階の大天守と3つの小天守が渡櫓でつながって、幾重にも重なる屋根、千鳥破風や唐破風が白漆喰総塗龍造(シロシックイソウヌリゴメツクリ)の外装と相まって、華やかな構成美を作っています。
<不戦不焼の城>
文字通り400年の歴史の中で、戦にあわず、戦火に奇跡的に巻き込まれなかった、非常にまれな城です。
そのため保存状態のよい貴重な遺産となっているのです。
●見学風景
8階:屋根部の修理状況
7階:壁面修理状況
漆喰壁の工程の再現がありました!7回もの工程を経て、あの真っ白な仕上がりになるのですね)
1階:模型展示
作業している人がいるので、ボリュームが分かりやすいですね♪本っ当に細かく作られていました
外に出てからのもまだまだ見てまわったのでお見せしたいのですが、かなり長くなるのでまた次回に
姫路城ほんとうに広いです。天守閣までにもかなり歩きました
小雨の中でしたが、GWということもあり、たくさんの方が来られていました。
この改修は2014年の春頃まで公開しているそうです。
世界遺産の改修状況を見られることも中々ないと思うので、機会があれば一度足を運んでみてください
今日はこのへんで。
Posted by 田渕設計 at 10:40│Comments(0)
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