2016年03月16日

保育園 & 保育園 & 保育園




某保育所Aの補助金中間検査中です。
役所から検査官が現地に検査に来ます。
工事関係者も含めると結構な人数の方が現場をウロウロします。
現場の検査ももちろんですが、書類関係の検査もみっちりです。
この現場では検査関係が1ヶ月以上続きます。
簡単に流れを書くと、

①建築完了検査・消防検査

②市 補助金中間検査 事前検査

③市 補助金中間検査

④補助金検査指摘内容の手直し

⑤引越し(仮設園舎⇒新園舎)

⑥仮設園舎解体工事

⑦市 書類提出(解体工事書類関係)

⑧市 補助金完了検査 事前検査

⑨市 補助金完了検査

⑩市 補助金完了検査 手直

⑪県 竣工検査

⑫県 竣工検査 手直

⑬市 実績報告書提出
となり、2月末から3月末まで続きます。



これは作っているのではなく、某保育所Aの仮設園舎を解体しているところです。



これは、別の某保育所Bの模型です。
ほぼ図面も出来、もうすぐ工事入札です。



これは、HPをみてご相談頂いた、某保育所Cの計画案です。
これから、建物完成まで早くても丸2年ははかかります。



保育所ではありませんが、これもHPを隅から隅まで読んでいただいて、
ご相談頂いた某施設です。
とても楽しそうな施設になりそうで、ワクワクします。

この他にも某病院、某老人福祉施設、某工場、某寺院、某公共施設、個人住宅などなど、
たくさんの依頼を頂き、非常に有り難く思っています。
感謝の言葉もございません。

これから事業を行っていく大切な施設の設計をおまかせ頂けるというのは、
これ以上ない光栄なことだと思っております。

Staff一同、精一杯誠心誠意魂を込めてお仕事をさせて頂きます。
よろしくお願い致します。  


Posted by 田渕設計 at 18:00Comments(0)キダ

2016年03月09日

設計のご相談



最近国会でも話題になっている保育園ですが、
設計のご相談を頂く機会が増えました。
40年ほど前のベビーブームの頃に建てられた保育園が、老朽化で建替えを検討する時期を迎えています。
当然、建物の耐震性能も当時の古い基準であるため、現在の基準での耐震性能を満足していません。
この頃に建設された建物は保育園にかぎらず非常に多くあります。
日本が高度成長のまっただ中といった頃の建物だと思います。

社会福祉法人の保育園の建替えなどは、
ほとんどの場合、国から自治体を通して建設事業に対する補助金が交付されます。

この補助金がなければ、
園舎を建て替えられるほどの資金がある保育園というのはあまりないと思います。
その場合、古い老朽化した耐震性能の低い園舎で園児たちは日々を過ごすということになります。
そういった意味ではこの補助金制度は非常に意味のある税金の使い方だなあと、
建替え事業に関係させていただく度に思います。

しかし、保育園さんは、
耐震も心配だし、津波も怖い。
建て替えたいけど、わからないことだらけです。

耐震診断はいくらくらいかかるの?
費用、いくらくらいかかるの?
補助金どれくらいもらえるの?
どうやってもらうの?
今の園舎を取り壊して建てるの?
その間、園児は?
仮設園舎を建てるの?
場所は?
今のグラウンドに建てられる?
どのくらいの規模のものが建てられるの?
平屋がいいの?
2階建てがいいの?
木造がいいの?鉄骨がいいの?

いろいろな相談があります。
良い相談窓口がないのか、
最近は、HPを見て、と言って弊社に連絡をしてきてくださる保育園の方もあります。

こういった一般の方なら誰でも思う疑問に答えられる受け皿がないのは、
私たちの責任でもあると思います。

保育園は普段から出入りしている某遊具等を扱っている企業に相談して、
言い方は悪いですが、好き勝手されてしまう。

で、それを横目に見て
あんなところに頼むなんて・・・、
高いだけなのに・・・、
良い建物にはならないのに・・・。
と設計事務所同士、傷を舐め合っています。
もう何十年も同じです。

これではいけません。

実際に設計をするしないにかかわらず、
弊社では、先に述べたような、一般的な相談事ならいつでも無料でお受けしています。
県内であれば、実際にお伺いしてお話させて頂きます。
すでに他所の設計事務所やいわゆるコンサルに相談している状態でも構いません。
セカンドオピニオンとして使って下さい。

その時に、弊社で設計をさせて下さいなどというお話しをすることはありません。
基本的な知識を身につけて頂いて、色々なことに惑わされずに、検討していただくためです。

地域や時期によっては、信頼できる仲間の設計事務所を紹介させていただくこともあります。
長い目で見ると、これがみんなのためです。

実は老人福祉施設でも全く同じことが起きています。

いつでもご相談下さい。  


Posted by 田渕設計 at 23:37Comments(0)キダ